Floor Guide 館内案内

弁柄塗り

東山界隈でも唯一残る、外装に弁柄塗りを施した建物です。弁柄とは土から取れる成分(酸化鉄)で紅殻、弁柄とも呼ばれ日本の暮らしにも古くから根付いている防虫、防腐の機能性から家屋の塗りとしても使用されています。

きむすこ

外格子には木虫籠(きむすこ)と呼ばれる技法を用いています。細かな格子は細い木を台形に形どっており、外から中は見えにくいが中からは外がよく見える技法が施されています。

土間

玄関土間は三和土(たたき)を用いました。三和土とは「敲き土(たたきつち)」の略で、赤土・砂利などに消石灰とにがりを混ぜて練り、塗って敲き固めた素材。三種類の材料を混ぜ合わせることから「三和土」と書きます。

外壁

外壁の壁板を張る際に、羽重(はがさね)にした下見板の押縁(おしぶち)として、縦に打ちつける細長い木材。裏側には下見板に合わせた刻みをつけ、板に密着するようにしてあります。

吊り橋

二階中央には強化ガラスの吊り橋が、この建物には似つかわしくなく掛かっています。金箔で貼られたこの豪華で繊細な吊り橋は、ときめきをあなたにお届けいたします。

1 漆の間

漆の間

木虫籠(きむすこ)の繊細な格子が美しく映える「漆の間」には、部屋の各処に石川県が誇る伝統工芸の手技が施されています。襖をあけると金箔屏風を背にした漆黒の舞台があらわれます。伝統工芸の輪島塗が常設され、また、金沢漆器等の漆の作品が落ち着きと豪華さを演出します。金澤の四季折々の美しさを表現し、しつらえています。

輪島塗

2

蔵

漆喰塗りの両開きの戸の内側に土塗りの格子戸・障子戸が三重になった、旧家らしく重厚な土蔵をギャラリーにしました。障子戸の紙張りは、もとの原型を残し現代にも通じるモダンな素材に張り替えて再利用しています。
店主が厳選した作家による一点物の漆アクセサリーや美飾品が揃い、美を追求する女性に贈るこだわりの逸品が並んでおります。

蒔絵アクセサリー

3 匠の間

匠の間

この部屋は「ガラスケースに入れない美術館」として間近に伝統工芸士の作品をご覧いただけます。巨匠たちのものづくりの技と心を集積した美空間です。本聚楽の壁の文様は、水分を多めに塗ってから急速に乾燥させることで細かいひび割れを強制的に起こすという匠の技です。窓越しには、町家らしい箱庭で紅色の葉をたたえたノムラモミジを楽しめます。

九谷焼

4 しつらえの間

しつらえの間

茶屋では通りに面した座敷より奥庭に面した方が格式高い部屋とされておりました。この部屋の壁は何世代か前の「真朱」の塗り壁を再現しています。控えの間が付いたこの部屋では、箔一で長年培われた技術を凝らした金沢箔工芸品の逸品がしつらえられています。金箔の豪華絢爛な屏風が部屋を引き立たせ、より金沢箔工芸品に魅力を加えています。

金沢箔

5 特別室 青竹土壁の間

特別室 青竹土壁の間

この部屋を利用していただく方のためだけにしつらえた金箔の吊り橋を渡ると、「青竹土壁の間」になります。石動左官により、京都の青竹土の土自体が持つ水色の壁が、凛とした爽やかな美しさを演出。金箔のテーブルと椅子、豪華な加飾が施された調度品も贅沢さを演出します。

6 茶房 やなぎ庵

茶房 やなぎ庵

ひがし茶屋街の広見の象徴である柳を眺めながら和カフェで心和むひと時を。雨戸を開け放つと、ちょうど正面に広見には、このひがし茶屋街の象徴である柳がそよぎます。あたかも自然が床の間になり、絵の中に自分が溶け込んだ様です。琉球畳とテーブルの組合わせで、大正ロマン情緒溢れるレトロな空間で憩いの時間をお届けいたします。

やなぎ庵