MESSAGE ごあいさつ

このたび、金澤が育んできた伝統工芸の魅力あるカタチを新たに創造する伝統工芸ギャラリーを「金澤東山 しつらえ」として開設する運びとなりました。

この建物は「旧諸江屋」と呼ばれ、古くは「吉文字や いそ」と「越中や 又吉」の独立した2棟の建物が後年の改築により一体化されたもので、その後は「蛍屋(ほたるや)」として御茶屋文化を伝承し、皆様に親しまれてきた物語の由緒ある場所です。縁あって重要伝統的建造物群保存地区である、ひがし茶屋街のこの家屋に巡り合い、新たな物語を育む場所として受け継ぐにあたり、地域の皆様に喜んで頂く為にどのようなことをすべきかを考えました。

東山がこれまで金澤の歴史の中で担ってきた、「芸事と文化」にふさわしい、彩りのある文化の発信にこだわり、石川県の伝統技の魅力を広く皆様にご紹介する場として、これまで私なりに取り組んできた工芸への夢と、すばらしい作家の皆様とのご縁を活かし、「金澤東山 しつらえ」としてお披露目することに致しました。

この空間に、工芸への夢や思いを込めてまいります。ぜひ、すばらしい伝統工芸作品との出会いをお楽しみください。

金澤東山しつらえ店主 浅野邦子
浅野邦子 プロフィール
浅野邦子

一枚の金箔の輝きに魅せられてから、「金箔の魅力を金沢から世界に向けて」を掲げ、株式会社箔一を昭和50年に創業。当時、国内で使用される金箔の99%は金沢産であるにも関わらず、単なる工芸材料としてしか扱われていなかった。その中で「金沢箔工芸品」を企画・製造し、販売を開始。第一人者として、金沢箔工芸品を全国で認知される金沢地場産業に育ててきた。
会長職である現在も、金沢箔の新しい価値づくりをライフワークとし、伝統的金箔技法を伝承するために、現代の技術開発力をもって、建材・化粧品・食材料など新しい多分野に挑戦し続けている。
金澤東山しつらえ 店主 浅野邦子のブログ